こんにちは。
かのえです。
占いの用途として一般的なのが、運勢や相性を見てほしい。というご依頼。
占いを占い師から受けたことがある人ならわかると思うのですが、あなた自身の性格を言われたことありませんか?たとえば、いつもニコニコしていて温和な人ですね。正義感があってまっすぐな人ですね、などなど。。。
松本潤くんが2023年のNHKの大河ドラマ「どうする家康」主演で家康を演じるにあたり、家康のことを勉強したと言っていました。
役者さんは演じる役の勉強をするということは以前から知っていましたが、本を読んでわかる歴史上の事実や実際の場所に行ってみたり、ゆかりのある人や有識者に話を聞くなどするのではないかと推測しますが、潤くんが言っいたことで心に残ったのが、
「家康はこの時どういう想いだったのか」
と言ったこと。
場面での役の心情を推測するんですね。
戦に行く前の心情、
戦場での心情、
信長に会うときの心情、、
実生活でも相手の立場になって考えるということはよくあると思いますが、時代が400年以上違うので私たちの価値観や常識は通じない異世界の人の気持ちを考える。ということですよね。
経験したことも見たこともない人の気持ちを考えるとは、雲を掴むように難しいことだろうと思いました。
冒頭に書いたように、占いでは人の性格を生年月日から推測することをします。
私が学んでいる四柱推命では8つの文字や並びから読み取ります。
その中で性格の他にその人の大切にしている価値観や行動も読み取っています。
誰しも自分の価値観や考え方が主流になって判断したり思考するんですが、自分の考えがベースだから自分の持っていない素質や価値観、考え方の癖の人のことはわからないんですよね。
「きっとこう思っただろう」は結局は自分の範囲の中。
だから実生活でも相手を思って良かれとしてやったことが相手にとっては良くなかった。ってことが起こる。
相手のことを考えたり、思いを馳せたり、自分の想像力を広げることは私も大好きな作業ですが、せっかくなら占いを使ってみてはいかがでしょう?

四柱推命で心情を見るのは難しいです。恋愛の相談で相手が自分のことをどう思っている?のようなことを聞きたい時、おすすめは卜術(タロットなど)。今の心情や近未来を見るのに適しているのが卜術なのです。
今回は徳川家康の命式からわかる人柄や行動・価値観から今に活かせるように考察してみたよ。
ちなみに生年月日はネットの情報だけど、徳川家康と松本潤くんの誕生日から命式を出してみた。
家康の生年月日は諸説あって、wikiに載っている天文11年12月26日寅の刻を今の歴に直したものを使用します。
ここでは生年月日の正確性ではなく個人の違いがどんなふうに違うのかを感じていただきたいと思っています。
お二人の命式がこちら
徳川家康 松本潤
年月日時 年月日時
壬癸壬壬 癸庚庚壬
寅丑寅寅 亥申寅午
ちなみに2023年の大河ドラマ「どうする家康」で松嶋菜々子演じる於大の方様(家康の母)が寅年生まれと言って一同を欺き、本当は卯年であると言う場面がある。
ネットの情報は上記が出てくるが、ある本では下記の生年月日&命式となる。於大の方様の言う通りの卯年生まれになります。
徳川家康 松本潤
年月日時 年月日時
癸甲壬壬 癸庚庚壬
卯寅寅寅 亥申寅午
どちらにしても徳川家康は壬(みずのえ)の人。(壬の説明はこちらをどうぞ〜)

昔、学校の歴史の授業の時に、家康は寅の年、寅の月、寅の日、寅の刻で生まれた。っていうのを中学生の時に聞いた記憶があったけど、生まれ月以外は寅。。。ちょっとびっくり。
あと二つの説は時間と日にちが壬寅。
月柱は違うのでざっくりになりますが、家康の人を表すのは日柱。
日柱はどの説も壬寅であるのでそこはかたいんじゃないかと思う。
今回はどうする家康の場面でも出てきていましたが、家康本人が寅の生まれと信じていたことから寅の年の命式で見たいと思います。
潤くんは庚(かのえ)の人。
(庚の説明はこちらをどうぞ)
性質は違うけれど
冬生まれの家康
秋生まれの潤くん
二人とも生まれ月から応援を得た日主で強さがあり、体力系の要素があります。
運動神経も良いです。
まずは家康。
壬の人は人間関係において先読みをする人。あれこれ深読みするタイプ。
知恵のある人です。
徳川家康さん
サービス精神旺盛で、テンポの良いユーモアが人気を集めている男性。
速いリズムで行動でき、機転の利いた頭の良さが特徴です。能率を第一に考えて動く為、他人を信じられず何から何まで自分の手を加えないと気が済まない所があります。また理論的に分析するより、自分の感を頼りに行動する為、無駄足を踏んでしまう事も多いです。地位よりも富を得るための成功に向けて一直線に進んで行く為、周囲への犠牲も顧みず、周りとの不協和音が聞こえます。自分の得にならない事は上手に避けて通るコツを心得ている要領の良いタイプで、あまりにも自分の理想へ向かって意欲的に生きているため、謙虚さや優しさに欠け、平凡な人を軽蔑する欠点は否めません。

直感力がある人。
結構成果主義で自己中っぽい感じを受けませんか?
羊刃をもつところからも好戦的な性格もあるでしょう。
一方、庚が並ぶ松本潤くん。
庚の人は白黒はっきりつけたがる、生真面目な人が多いです。
特に潤くんの場合は気性が激しいことが庚が並ぶ戦格というところから読み取れます。

2023年12月8日に始まった JUN MATSUMOTO EXHIBITION の中で
「徳川家康の役が自分に来ると思わなかった。」とおっしゃっていました。
また、展示の中に家康ではなく、織田信長なら・・・という記載がありましたが、一般的にも天下人の中で織田信長は闘争心があり、目標に向かって突き進む覇王のような武将のイメージがあると思います。そういった意味では、潤くんが自分の持ち味の庚の性質と信長を重ねるのはリンクしていると思います。
そして皆様もご存知の通り、松本潤くんは美男子ですよね〜
こちらも美男子と出ています。
松本潤さん
小さい事にはこだわらない男らしい態度が特徴ですが、案外きめ細やかで良く気が付く男性。
礼儀や節度を大切にする仁義に厚い人です。とことんまで追求する理論家なので、自他共に厳しく口うるさい所があります。しかし気は短いが実力を鼻にかけない人の良さがあり、処理能力も高いので周囲の信頼は厚いものがあります。ただ天性の感を信じるあまり、粘り気に乏しいのが欠点。もちろん、その感による状況判断や繊細な感受性が新しい物を生み出して行く原動力になってはいますが。束縛を嫌い、自分らしく生きられる自由な環境を求めている純粋さが魅力の持ち主。人に弱みをみせない人ですが、本当は心のより所を求める寂しがり屋な人。
こんなふうに違う二人。
もちろんこれは現代の解釈なので、家康は人質に取られて過ごした幼少期に加え、戦国の世で生まれたことでこの現代の解釈(本人の本質)を素直に生きられなかったでしょう。
これはどの時代でも人は生まれながらの素質だけではなく、周りの人や環境による後天的な影響を受けて育ち、その中で自分自身が選ぶ決断によって運命が変わるものです。
だからこそ自分自身が選んだ決断がその時の最良の処し方であったからこそ、家康は天下人になったのです。
素質を活かしたところに、
他人を信じず、持ち前の頭の良さで、カンを封印し、学びを深めた人。
近代以前、日本の歴史の中でお家が続いているのは天皇家、北条家、徳川家くらい。

家康は北条政子に倣って、膨大な量の書を読んだそう。
現代でも同じことが言えるが、歴史は繰り返すから、歴史を学ぶことが経営者には必須だとも言われている。
家康も膨大な歴史書を読んだ。その歴史書は今でいうところの、中国の書物。孔子や老子、孫氏の兵法、韓非子、貞観政要、、、これらは家康の時代から2000以上前の中国春秋・戦国時代の書物。安寧の世をつくるほかに、まち作りにも役立てられてる。その意味で言えば、家康は四柱推命(中国名では八字)や易断はやっていたのだと思う。なぜなら四柱推命や易断は戦争に勝つため、お国を繁栄させるための知恵、子孫を残すため、帝王学を引き継ぐための占いだからね。
二人とも本質は自己成長や自己主義の家康に対して、未来や可能性、自由主義の潤くんと本質は違うのだが、二人の思考タイプが同じなことが今回の命式を読み解いて驚きだった。
二人の考え方はこんな感じ。
自分の世界、夢を大切にする堅実、実質路線を貫くロマンチスト。
将来の夢やロマンを創造し、長期的に決戦して行ける勝負師気質。
ペース配分がうまく、サービス精神旺盛で、いつもせわしなく動いている。
表裏をキッチリしたいタイプで、意外と疑り深く神経質。
二人は物事の考え方で長期戦タイプ。
これは天下人3人とも長期戦タイプだが、その中でも家康が一番の長期戦タイプであり、
戦乱の世にマッチしている。
もしも物事の考え方のタイプが短期決戦タイプであったなら、粘り強く進めることはできないから
特攻隊のような戦い方になるので、歴史に名前は残っていないでしょうし、
神経質で疑り深いのも、戦乱の世を生き抜くのには時代にマッチした能力だと言えます。
思考タイプが同じなのは演じるにあたり分かりやすいと言えるでしょう。
違うとえいば、家康は自分の経験や知識から物事を進める、考えるのに対し、潤くんは無から有を生むような人なので、考えやアイディアが生まれてくる、経験がないものでもアイディアが先に来る人なので奇策も生み出せる能力があります。だからこその感覚の違いはあるでしょう。
家康は人が一歩で歩くところをすり足で10歩に分けて進むほどの疑う深さと慎重さがあるから、とっぴなアイディアは絶対にやらない。そして表情にも自分の感情を出さない人だったはず。この辺は演じる上で意識があると家康の人柄に影響するかなと思いました。(私は演技したことないけど)
また、行動タイプも家康と潤くんは同じ慎重型、一方、先に出た信長は期待型。
行動タイプも同じ。
信長や秀吉の命式と比べてみても、家康の方が共通点が多いのです。
この大河の仕事を受けるかどうか悩んだそうですが、受けるべくして回ってきたように思います。
相手の心情を理解するって難しいですよね。
受け取り方、
考え方、
行動がどう違うのか
などを理解することは占いの知識でカバーできることがある。
「家康はこの時どういう想いだったのか」
本人気質と考え方だけでも役を演じる上で知っていたらいいんじゃないかな〜と思って
この記事を書いてみました。
役者さんに限らず、漫画家さんとかにも役に立つかな?
もちろん身近な人にも。
自分以外の気質なんてわからないものね。

どうする家康のキーワードは私にとっては「卯」うさぎでした。
どうする家康の青年期は獰猛な虎でなく、臆病者の卯の様子。
昔は側室は当たり前だったのかもしれないが、武田信玄との戦の後、お万の誘惑に負けてしまうところなど、卯の軽さが表現されている。
「卯」の本質を持った家康が「寅」として生きるために「寅」を演じる。
そのために寅になる要素を学び、その時に最善の選択をしたから後世に名が残る。
どうする家康の最終話でウサギの自分に戻る家康。
自分らしく生きられなかった家康を想うと涙が止まらない。
最後に家康を見ていて思ったことで、
これは占いではなく、パーソナルスタイリスト目線でのお話。
(筆者かのえはパーソナルスタイリストでした)
実際に診断したわけではないのですが、20年以上潤くんを見てきた私から
パーソナルカラーはウインター
骨格タイプはウェーブという結果になります。
骨格ウェーブの人は上半身は華奢で重心は下気味。
男性でいえば、スーツでもイタリアスーツ、細身のスーツが似合い、
ネクタイも太いものより細いものが似合うおしゃれな人たち。
ましてやアイドルでスタイル抜群でキラキラしている。
その彼が体重を増やし、上半身に筋肉をつけて恰幅良く見せるというのは
長い準備期間を経て、相当な努力がいったことでしょう。
(ウェーブの人は下半身に肉が付きやすく、顔以外の上半身に脂肪や筋肉はつきにくい)
その点からも計画性があり、努力家であるという点が見て取れる。
(本質は思い立ったが吉日!予定は組まない、気分が乗った、ピンときたらやる!タイプだが比肩がルーチンをさせているのかな。)
やはりスターの意識や努力の違いって一般人には想像がつかないことなんだな。。と改めて感じた
このブログを書き始めてから展覧会の開催が発表されたので載せておきます。
無から有を生む松本潤くんが手がける展覧会
JUN MATSUMOTO PERSPECTIVE展
写真家の繰上和美さん
写真家の太田好治さん
俳優の岡田准一さん
画家・現代美術家の井田幸昌さん
写真家の小浪次郎さん
建築家の田根剛さん
6名のコラボレーターの方との作品です。
(2023.12.8~2024.1.21 @六本木ミュージアム)
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