離職を減らすには変化する力

King & Prince

「会社を辞める」

人生の中で大きな選択になる転職、ここ数年はキャリアアップを謳い転職へのハードルが下がったかのように感じます。

欧米では転職をするのはキャリアアップやスキルアップ、収入アップのために転職をする人が多いそうです。新しい会社に誘われたり、やりたいことや上記のような理由を持ちながら働くことで、常に頭の中に転職ありきの働き方となっているのでしょう。

一方、日本人の転職の理由は、人間関係・収入・仕事への不満で退職する人が多いそうです。

大きな違いがありますよね。

欧米は自分のステップアップなどのポジティブな理由で離職するのに対し、
日本は嫌なことがあったからというネガティブな理由で離職する。

組織の中で働いていれば、不満のひとつやふたつはあって当然です。

私も会社に勤めていたとき、不満なく仕事をしていたわけではありませんでした。

上司やメンバーが変われば悩みも出てくるし、
会社の待遇に不満を持ったこともありました。

会社の待遇に不満を持ったことをは、今思い返せば自分自身の知識や理解不足だったと思います。当時は20代前半と若かったこともあり、自分の目の前のことしか見えていませんでした。

そう考えると、私のようなタイプは会社の全体像や仕組みなど、若くても知っておくと不満の元が少し減らせる人が一定数いるということですね。

逆に変わることで良い人に出会ったり、別の方法を新しい人から学ぶことで前向きに取り組めたこともありました。

良くなった・改善された経験があると不満があっても
「もう少し頑張っみよう」となるのです。

これは男女の関係にも当てはまります。

お相手の不満は誰にでもある。
その不満は波のように、高い時もあれば、なぎのように穏やかな時もある。

不満があっても良くなった・改善されたとなれば
一緒にいよう、となりますし、
良くならない・改善されないのであれば
お別れです。(離職です)

世の中には変えられることと変えられないことがあります。

変えられないこととの一例として、

例えば1日の時間は24時間であるということ。

子供でも大人でも、
お金持ちでも貧しくても、
住んでいる場所が異なっても、
どんな人にとっても1日の時間は24時間です。

楽しい時間を過ごしている時には「もっとこの時間が長く続けばいいのに〜」と思ったり、

辛くきつい時間は「早くこの時間が終わらないかな〜」と思ったことは皆さんもありますよね。

私は中学時代の部活の時、「あー部活やだなー、時間が早くすぎないかなー」と毎日のように思っていました。

一方、1日の時間の使い方は人によって変わります。

1日の中で睡眠の時間・食事の時間・働く時間は24時間の中に割り振りますが
その時間は人それぞれ違います。


7時間睡眠・食事時間30分・働く時間7時間
の人もいれば

5時間睡眠・食事時間1時間半・働く時間5時間
の人もいます。

変えられないことと変えられることで、
組織にいる人は変えられないことが多くなります。
とりわけ近年、ルールを作り、追加していくことで
変えられないことが組織の中で多くなったように感じます。

組織の中で変えられないこと、変わらないこと、人の不満が離職や別れという思考へ導くのです。

「これって変わらないんだ」

「会社って変わる気ないんだ」

組織の中で変わる(改善)ことは経営者の方にとっては煩わしく思うこともあるかもしれません。

働く人にとっての不満

「仕事がきつい」

「上司がわかってくれない」

「人間関係がうまくできない」

「やりたいことがやらせてもらえない」

「結果が出ない」

はさまざまです。

不満の中でもその不満をなくすことはできないけれど、
改善することはできないだろうか?

働く人たちが不満を溜め込み、変わらない・改善されない状況に気づき、離職を考える。
離職という行動を移す前にその不満を変えられるものにしませんか?

あなたの職場に不満が何か?それを聞いてあげる人はいますか?離職の時、本音を言わず退職する日本人。日頃からコミュニケーションを取れる環境や機会・人がいるといいですね。

ちょっと話はズレますが、King & Princeのメンバー、平野紫耀くんと岸優太くん、神宮寺勇太くんが脱退し、滝澤くんの事務所TO BEに移籍した件もこの「変わらない」という不満が原因だと思います。King & Princeの5人で海外での活動を視野に入れ目指していたそうです。海外進出できない、活動方針の違い等の理由を会見では挙げていました。

その理由の根本は「変わらない」ことの中に

平野くんは「信じていた人からの裏切り」

岸くんは「目標が達成できないなら一緒にいる意味がない」

神宮寺くんは「描いていた夢が叶わない・希望がない・不安感」

があったのではないでしょうか。

(これは生年月日からわかる価値観の違いです)

特に平野くんと岸くんは慎重派の方たち。その二人が行動に移すのは相当なことです。お二人とも芯のしっかりした人で自立の星を持っているので、この星が行動させたのかな?とも思います。

「変わらないこと」への根っこには人それぞれの理由がありますが、その理由がその人にとっての大事な価値観だとすると、曲げたまま生きていくのはしんどいでしょう。

不満はあって当たり前だし、社員からの貴重な声です。

不満をなくすのは難しいけれど、変化することはできます。

そうして変化してもまた不満は生まれます。

いいんです。それで。

変化していけば、人はもう少し頑張ってみようという気持ちになるもんです。

離職のきっかけを生み出して、行動に移す前に
上司やマネージャーの聞く力・変化する力を発揮する時ですね。

人の価値観は命式から推測できること。
だからこそ何に不満を持つかも紐づいてくる。

組織の中で部署はある意味チームだと思うが、ここは相性もプラスすると力強いチームになるでしょう。

2024年は甲辰の年
殻を破って変革を起こす年
地球の運気に乗っかって行動を起こすチャンスですよ!

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